392. IoT破局ループ発生問題
IoTの進展で、さまざまなモノが結合すると、思わぬ形でポジティブフィードバックループが発生する。
注)ポジティブフィードバックについては、参考サイト1の8ページを参照。
ポジティブフィードバックループのループゲインが1を超えると、ループ内の諸量が急増するという暴走による破局の不意打ちが来る。(参考サイト2)
これを、「IoT破局ループ発生問題」と名付ける。
IoTにはポジティブフィードバックループ潰し機能(製品やサービス)という新機能の埋め込みが、
IoT破局ループ発生問題の解決のための安全策として必要となる。
これは、センシングデータ流通市場の備えるべき安全維持機能となるであろう。
上図の出典: 参考サイト2
そのためには、サイバー空間において確率変数として表現された、さまざまな存在の間の因果構造情報を抽出し、
分析してポジティブフィードバックループを自動的に検出することが必要となる。
それに、特開2015−153133号(参考サイト3)が使用できる。
【参考サイト】
1. システム制御工学テキスト(改訂 7)
https://ocw.hokudai.ac.jp/wp-content/uploads/2016/01/SystemControlEngineering-2006-Text-All.pdf
2. 金融ビッグデータと人工知能技術III 人工市場による市場制度の設計 2015
https://www.slideshare.net/mizutata/iii-2015-46795922
3. 特開2015−153133号
http://ipforce.jp/patent-jp-A-2015-153133
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