Patent Island

３６５．イノベーション成功までのイメージ

霧の中で遠くの星だけを頼りに歩いていたら、いつのまにか霧は雲に変わっていて、雲の上を自分が歩いて青空に近付いていることに気付いた。
後ろを振り返ると、霧に包まれた山々が遠くにかすかに見えている。

上記写真の出典：　http://www.oirase-keiryuu.jp/news/detail.php?id=458

イノベーションは、遠くの星を見ることのできる人間が、青空の近くまで何とかたどりついて、自分が種火となって、投入された木に火を燃え移らせて、焚火を燃え上がらせることで発生する。
しかし、種火だけではまだ火力が弱いので、初期段階では種火の周囲には乾燥していて良く燃える木をうまいタイミングで、うまい配置で置いて種火を燃え移らせねばならない。

上記写真の出典：　http://blog.livedoor.jp/takeda_katsuya/archives/38651480.html

ある程度、周囲の木が燃え上がってきて、湿った木を投入しても自然に乾燥して燃えさせることができるくらいの焚火の勢いになってきたら、湿った木であっても適度に風通しの良い構造に木組みをして、火の回りに置くと、それらにも火が燃え移り、さらに巨大な火となって上昇気流を巻き起こす。
そして、うまくいくと火の竜巻のように周囲のものを巻き込みながら自動的に成長していき、青空に到達する龍のようにもなっていく。
これが、イノベーション成功までのイメージである。