316. 放射線遮蔽壁で囲まれた操縦室を内蔵したガンダム型原発工事ロボットの投入が必要

福島原子力発電所の事故現場では、放射性物質の大きな塊を冷やしたり、固めたり、除去するという工事が必要である。しかし、生身の人間では放射線が強すぎて 数分間しか工事作業が継続できない。遠隔操縦ロボットでは適切な工事ができない。

人間が装着する防護服には、放射線を除去できるだけの鉛板を付けると重すぎて人間が動いたり作業する事もできなくなる。
こうなると、完全に放射線を遮蔽する放射線遮蔽壁で囲まれるとともに、外部からの放射性物質の侵入を完全に防止できるフィルターを装備した換気装置を装備した 操縦室を内蔵した一人乗りの原発作業用ロボットが必要となる。操縦室の大きさは、縦横高さが2メートル×2メートル×2メートルの程度となると考える。
操縦室内には操縦装置と外部観測用機材と操縦員の生命維持装置や12時間程度の連続稼動を可能とするための居住用装置と外部との通信装置を内蔵させる。 そうすると、ガンダム型原発工事用ロボットの大きさとしては身長10メートル、腕の長さが5メートル、足の長さが3メートル程度のものと考える。 このガンダム型原発工事ロボットの動力源としては航空機用の燃料とエンジンを使えばパワーも十分であろう。

このようなガンダム型ロボットを60台ほど建造し、20台を操縦員訓練用に用いる。
20台を実際の工事用に用いる。残りの20台を工事に従事しているロボットが故障などで動けなくなった場合の操縦員の救助用に用いる。
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