315. 人生はどの道を進んでも頂上では皆が出会える

知財の道であろうが、芸術の道であろうが、スポーツの道であろうが、科学や数学や経営の道であろうが、徹底して探究して頂上に到達すれば、同じ頂上で出会える。

結局は、人間や生物や惑星の存在も、人間や地球の色々な活動も宇宙の自己組織化のプロセスの一部であり、自己組織化を駆動する同じ原理のもとでの価値ある活動であり、 その価値に気付き、その原理に気付く道であるからである。

皆さん、頂上でお会いしましょう。この宇宙は皆が頂上で出会えるようにプログラムされているようです。

すなわち、この宇宙では「部分と全体の相互作用において、部分の構造が全体の構造に転写され、全体の構造が部分の構造に転写され、全体の構造が部分の構造に対して作用を与える場を 形成する。」というようなフラクタルな動作原理を持っているような気がします。
全体を形成している無数の部分が、全体に与える影響は「各部分からの影響の総和」というような平滑化演算のみではないのではないかという事です。
逆に全体が各部分に与える影響も「全体を構成する各部分から、特定の部分への影響の総和」というような平滑化演算ではないのではないかという事です。
平滑化演算では構造を示す情報は消えていきます。 現在の物理学では、部分から全体への影響を示す物理法則も、全体が部分に与える影響を示す各種物理法則(例:重力、電磁気の法則)も「時空間に関して均一性を前提にした積分演算」 を基本にしているかのように記述されています。
積分演算は、構造を示す情報を消していく平滑化演算です。 これは、時空間に構造が無い事を前提にしているように思いますが、もしかしたら時空間には構造があり、しかもそれが部分と全体の相互作用の過程で、どんどんと進化しているのではないか、 逆に言うと部分と全体の相互作用は「時空間に関して均一性を前提にした積分演算」では記述できないということです。 しかし、部分と全体の相互作用が「時空間に関して均一性を前提にした積分演算」でも記述できるように実験結果では見える事が多いのですから、 部分と全体の相互作用が「時空間に関して均一性を前提にした積分演算」では記述できないという項の影響は微細なものなのかもしれません。 しかし、そのような項は確かに存在していると思います。各種の物理法則に出てくる積分演算における積分範囲について、時空間構造の存在を前提にするような修正が必要と思います。
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