271.日本国民の思考能力の危機
通勤途上で電車に30分ほど乗るのだが、周りを見ると○○検定などの受検のための問題集やらテキストに赤いセルロイドを乗せて読んでいる学生やら社会人が多数いる。
他は、携帯電話に何やらメールを打ち込んでいる人、携帯ゲームをやっている人も多い。
何やら暗澹たる気持ちになる。これらの活動は、深く思考することを回避するようなものばかりであり、知能低下促進効果の大きな活動だと思うからである。○○検定の
受検をするのは何らかの知識を得たことを認定してもらうという意味はあるのだが、過去問題を効率的に解くことばかりをしていると、確実に知能低下をもたらし、
構想力がなくなってしまう。複数の知識を結びつけて新たな概念を形成したり、問題解決をすることができなくなる。携帯電話でメールを受けたり、送るのは自分で文章
を考えているので、少しはましだが、それでも深い思考はなかなかできない。考える時間が短すぎるためである。ゲームをやり続けるのは論外である。
思考能力の自己破壊活動をしている日本人が増え続けると、日本の未来はどんどんと暗くなる。
思考能力の破壊された日本人からは知的財産も創作されず、コピペばかりになってしまう。日本人の思考能力や創造性を高め、それを活かす為の施策を菅直人副総理には
実行してもらいたい。
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