269.日本の子供たちへの期待

子供たちには、どんな分野でも良いので、白紙のキャンバスに向かい合って、創造する喜びを体験してもらい、白紙のキャンバスを恐れず、楽しむようになってもらいたいと思います。
白紙のキャンバスの前でたちすくむ人には完璧主義の人が多いと思います。最初の一筆の段階から、成功までの道筋の保証を求めようとするので何もできなくなるのだと思います。
白紙のキャンバスに、何かの影が映ったり、何かの汚れが発生すると、それがイメージ形成の核になり、そこから自分や周りの人のアイデアや希望が絵になってキャンパスの上に世界を 作り始めます。そして、キャンパスに向かって絵を描いている自分もその世界の一住人になって、物語が自動的に創造されていくということもあります。
技術開発や事業開発でも似たようなことがあります。縁という言葉でそれは表現されます。子供たちには白紙のキャンバスの前で立ちすくむ完ぺき主義者にはなって欲しくないと思います。
限りある人生の中で、縁を楽しみ、縁を自分の絵画にしていきながら創造をする喜びを感じてもらいたいと思います。

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