139.特許パワーは神主が御札を使って張る結界に似ている
私は、「特許パワーと情報パワーと組織パワーの結合からなる構造体である特許戦力」という表現の中で、
特許群のパワーである特許パワーを位置付けています。
特許パワーだけをたとえ話でわかりやすく説明するとしたら、「神主が張る結界」としてはどうでしょうか?
結界に穴があると、霊感が強い相手も、無神経で何も感じず突っ込んで来る相手も両者ともに、城にまで入
り込んできます。守るべき事業を城に例え、特許の束の有するパワーを、神主が城の周りに張った結界に例え、
結界は神主が作成して城の周りの要所に貼った御札の霊力で御札の周囲に発生すると例えるのです。
御札には何やら悪霊退散を促す言葉(請求項)が記載されているのです。霊感のある相手は、結界を感じて
中に入って来れないのですが、霊感の無い相手に対しては、神主が刀を抜いて追い払わねばならないとします。
したがって、神主がいざという時に刀を抜いて戦えるためには、神主も祝詞を唱えたり、儀式をしてばかりいるだけで
なく、武術の鍛錬や相手を見逃さない眼力も必要ということになります。
祝詞は特許法などの法律であり、儀式とは特許権取得のための手続きの実行です。眼力とは侵害探知能力であ
り、武術とは権利活用のための各種の能力です。
本当は、刀よりも弓矢の例えの方が良いのですが、
たとえ話が複雑になりすぎるという欠点があります。
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