自己紹介
氏名: 久野敦司(ひさのあつし) E-mail: patentisland@hotmail.com
【経歴紹介】
1956年生まれ。
1978年春、
海上保安大学校
本科通信工学課程卒業、2005年、
金沢工業大学大学院工学研究科の知的創造システム専攻
にて修士課程修了。
1979年末まで、第3管区海上保安本部
下田海上保安部
の巡視船しきね通信士を経て、海上保安大学校の
練習船こじま
通信士 兼 海上保安大学校教官。
1980年、
オムロン株式会社
に入社し、制御機器事業本部にてプログラマブルコントローラのソフトウェア開発を経て、
オムロン株式会社中央研究所にて知能ロボット用3次元物体認識、実装基板のハンダ付け外観検査装置等の画像認識技術の研究開発。
1988年6月から、知的財産センタにて権利取得業務、社内知財教育、社内制度整備、ライセンシング、
特許権侵害訴訟
、知財リスク対策に従事した後、
2000年から米国に駐在し、
Omron Management Center of America Inc.
にて、オムロングループの北米エリアの知財マネージメントをDirector of Technology and Intellectual Propertyとして統括して、 知財管理制度と運用体制を構築。
2003年に帰国後、オムロン株式会社の事業開発本部にて、センサーネットワーク,RFIDシステムの事業特許統合戦略に従事。
その後、オムロン株式会社の環境事業推進本部の設立企画プロジェクトに参画した後、2008年からオムロングループの知財活動の強化プロジェクトのプロジェクトリーダーとして
オムロングループの知財ポリシーの制定、知財シナリオに基づく業務体制の構築
を主導。
その後、2011年からオムロングループのIoT戦略の立案を主導し、その過程で
Senseekアーキテクチャ
を発明するとともに、 若手の育成を兼ねた
Senseekプロジェクト(センシングデータ流通市場創設のプロジェクト)
のプロジェクトリーダとして、
国のIoT推進ラボの支援対象プロジェクトへの選定
、
オムロングループのIoT戦略の作成と戦略の実行体制の構築
および
センシングデータ流通市場創設を国家戦略とすることの提案
を主導した。
その活動の中で、
日本政策投資銀行
の関西支店と2014年5月から2016年2月までセンシングデータ流通市場等について、連携した活動を行なうという貴重な経験をした。(
関連資料1
、
関連資料2
)
2016年にオムロン株式会社を定年退職し、2022年まで、
PatentIsland株式会社
の代表取締役社長。
2023年5月から「日本経済復活の会」の事務局長。
少なくとも祖父の代から技術者の家系です。
亡き父(久野 広繁)は土木技術者
でした。父の最期の仕事は京阪奈研究学園都市内の
北大和住宅地
の開発を責任者の一人として実行したことでした。
私の二人の娘も技術者になりました。長女は化学技術者、次女は医療技術者であり、家業こそはありませんが、技術者の家系となっています。
私は、子供の頃から発明に興味があり、レオナルドダヴィンチのつけていたというアイデアノートをまねて、中学生の頃から十数年にわたってアイデアノートをつけ、数千件のアイデアを創作したこともありました。
【主要な発表内容】
●
海上保安大学校研究報告 昭和54年度 第25巻 第2号
デジタル論理セルの一般化とその自己組織セルへの適用について
これは、
私が第三管区海上保安本部下田海上保安部の巡視船しきね三席通信士をしていた頃
に考察した内容です。
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この自己組織化セルに関する考察の発表の前に、1978年11月15日に「デジタル型自己組織情報処理システムの構成単位となり、演算機能を持つ学習素子」という発明の名称を有する 特許出願をしました。特願昭53−141408号(
特開昭55−67874号
)です。
これは、パターンを符号に変換するパターン認識機能と、符号をパターンに変換する連想機能の両機能を同時に自己組織化する多階層ニューラルネットワークとなっています。
自己組織化を階層の深部に浸透させるために、自己組織化した素子はそれ以上の学習を拒否し、他の階層の素子に学習を促すための信号を与えるという仕組みを内蔵させています。
この機能は、この出願の7年ほど後に発表されたバックプロパゲーションの基本思想にもなっていると考えます。
●数学セミナー(日本評論社)での発表
@
任意の平面図形を包む円について
1978年4月号
「任意の平面図形を包む最小半径の円は1つだけ存在する」という数学定理を発見し、証明したものです。
この定理は、位置と姿勢に依存しない画像パターンマッチングや画像の特徴量抽出の基礎理論の1つです。
●情報処理学会での発表
@
2値画像による多面体の位置・姿勢計測
A
植物生体電位信号を用いたユビキタス多機能センサーシステム
前記の「植物生体電位信号を用いたユビキタス多機能センサーシステム」の論文に記載の判別ツリー は、下記サイトのソフトウェアにて実行可能です。
http://www.patentisland.com/plant.txt
http://www.patentisland.com/plantconst.h
●知財学会での発表(単独または共同で発表したもの)
@知財情報マネジメント: 請求項記述言語(PCML)について
発表要旨
2004年7月11日
A協創と地球環境保護の時代に向けた知的財産権制度
発表要旨
プレゼンテーション資料
2007年6月30日
B請求項記述言語(PCML)による特許文章の構造化
発表要旨
,
プレゼンテーション
2007年6月30日
Cイノベーションのための第2世代知財
発表要旨
2008年6月29日
D公共調達と特許権
発表要旨
2008年6月28日
E
京都イノベーションエンジンに向けたBPASの活動について
2009年6月13日
F
言語学的アプローチによる特許文章の構造化/格文法とPCML(請求項記述言語)の融合
2009年6月14日
G発明の本質抽出能力の鍛錬と試験の方法
発表要旨
プレゼンテーション資料
2010年6月19日
H「着想命題」の発明における役割と等価変換理論との関係
発表要旨
2011年6月26日
●招待講演
@「ファジイ技術分野の特許について」 1994年12月2日 大韓民国特許庁にて
A「
イノベーション創造と知的財産権
(イノベーションのための第2世代知財など)」 2008年12月2日
第8回 大韓民国 国家R&D IP会議
B「
特許戦略における創造性と感性
」 2012年3月2日 日本感性工学会春季大会
C「
イノベーションと人材タイプ
」 2013年10月12日 SMIPS 特許戦略工学分科会
D「技術の請求項表現による研究開発の促進」 2014年8月1日 独立行政法人 国立印刷局にて
E
『IoTからはじまる知財の未来』日本知財学会 第14回ビジネスと知的資産・知財法研究分科会
2015年4月17日
●書籍
@特許戦略論 特許戦略実践の理論とノウハウ
(単行本(ソフトカバー)) 188ページ 著:久野敦司
Aイノベーション戦略論 イノベーション実践の理論とノウハウ
(単行本(ソフトカバー)) 198ページ 著: 久野敦司
電子書籍 「
イノベーション戦略論 イノベーション実践の理論とノウハウ
」
【主な活動内容】
IoT推進コンソーシアム スマートIoT推進フォーラム IoT価値創造推進チーム
のメンバー
弁理士会 弁理士に対する登録後義務研修
eラーニング講師(
事業発展のための特許戦略論
) 2010年4月から
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弁理士会 弁理士に対する登録後義務研修
eラーニング講師(
イノベーション戦略論
) 2010年11月から
平成23年度継続研修(e−ラーニング研修)実施実績
SMIPS特許戦略工学分科会
オーガナイザ 2003年10月から
知的財産管理技能士センター機関誌『IPマネジメントレビュー』
編集委員長 2011年度
知的財産管理技能検定の技能検定委員
2009年〜2012年3月まで
【
国家資格
】
● 1級知的財産管理技能士
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● 第1級無線技術士(現在の、第1級陸上無線技術士)
● 第1級無線通信士(現在の、第1級総合無線通信士)
● 甲種船舶通信士 (現在の、第1級海技士(通信))
● 1級小型船舶操縦士
【他の資格】
● 等価変換創造理論の認定指導員 (等価変換創造学会)
【主要な発明】
私が単独または共同で発明した中で、日本または米国で登録になった特許
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