339. 基本特許と自社実施特許の判りやすいイメージ比較

セキュリティ確保のために監視カメラを配置する場合、普通の人はどこにカメラを向けて配置するであろうか?
侵入者が入ってきそうな箇所を予測して、広い視野のカメラを屋外の要所要所に配置するであろう。
これは、他社も実施するであろう領域にあらかじめ権利範囲の広い「基本特許」を保有するということと、本質的には同じである。

上記の画像の出典: http://www.nakadoori.jp/content/topic_04.html


自社実施特許は、自分の顔を撮影する「自分撮りカメラ」と本質的には同じである。

上記の画像の出典: http://store.videosalon.jp/?pid=38757567

セキュリティ確保のためにカメラを配置しろと言われて、自分の顔を撮影するカメラを自分のヘルメットに装着する人がいたら、 それはおかしいだろうと、誰でもわかるのであるが、いざ特許権の配置のこととなると平気で自社実施特許を配置すれば良いと 思う人が多い。
基本特許と自社実施特許の関係は、屋外監視カメラと自分撮りカメラの関係と等価である。
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